余程の強い傾斜でない限り、パット時のラインはボールの後ろから読みます。
(私は心配性なので、あらゆる角度から見る様にしています)
ボールの後ろから回り込むようにしてスタンスをとりますが、前述した様に両手
(グリップ)の位置はパターヘッドの真上にくる様にアドレスします。
ソールはしていないので、重力の恩恵でクラブの自重により垂直に垂れ下がった
状態です。
そしてテイクバックを取り、パターの重量によって元に戻ろうとする時に、距離感
(力加減)を考えて一連のインパクト・フォロースルーを完結させます。
・・ヘッドアップしない様に気を付けてください。
また、パターに関して言及すれば、これが基本というものは他のクラブ等に比べ
て少ないと言えます。
パターは通常のパワー重視のスイングとは異なり、ゴルフでも特殊な分野で、
言い変えれば静のゴルフと言えます。
TVなどで、様々なプロのパッティングスタイルを見ることが出来ますがパターの
名手と言われるプロに共通するのは優れたパターフェースのコントロールです。
練習で培った、常にパターフェースをターゲットに対して直角にアドレスする事を
決して忘れません。
「真っ直ぐテイクバックして、真っ直ぐストロークする」
これを可能にするには、前述した様に全ての要素が密接に絡み合ってきます。
雑念を解いて真っ直ぐ引いて真っ直ぐ打てばボールは素直に走ってくれます。
インパクトの時に雑念が入ったり、脇が開いてしまうと、スタンスやグリップがブ
レてしまうので真っ直ぐには転がらないのです。
パターで一番大切な事は目標に対してのフェースの向きです。
真っ直ぐにテイクバックしても、真っ直ぐにストロークしてもパットが入らない理
由は、とても単純なことです。
それはフェースの向きがインパクトの瞬間、微妙にブレてしまっている事です。
それを改善する為には・・。
1.ボールが転がる方向(ライン取り)でのパターフェースの重要性。
2.ストローク時のパターヘッドの軌道の重要性。
この二点を常に意識してパッティングすれば自ずと答えは出てきます。
フェースの向き(角度)に重点を置いて意識を集中させて実践してみて下さい。
HINT ショートパットのコツを掴む練習方法
1.カップから90cmから1m程度離れましょう。
2.出来るだけ平らなライが望ましいです。(ストレートライン)
3.次にいつもと同じ様にセットアップします。
4.テイクバックを取らないでフェースだけでボールを押します。
5.これを九割方、連続して決まるまで練習します。
※この方法はアメリカのレッスンプロなども推奨する練習ですが、
フェースの打感を感じるためにはとても良い方法です。
トーナメントプロ秘伝のパッティングメソッドを御紹介致します。
基本的にラインの好き嫌いは作らない様にする事がベストですが、
優しいグリーンばかりとは限りません。
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究極のパッティングドリルでグリーンを克服しましょう。
パッティングの基本は肩を縦に回す事が重要です。
肩の力を抜いて、リラックスした状態を作るようにします。
それからパッティングでの通常のスタンスは肩幅か、肩幅よ
り少し狭いくらいが一般的ですが、風が強い時はスタンスを
広く取ると身体が安定します。
ボールを打つ前に、ワッグルを忘れない様にしましょう。
力みが取れてコンセントレーションも高まります。
アドレスした時にハンドダウンにならない為に、
画像の様にパターのヒールが少し浮くくらいを
意識する様にします。
またアップライトにする事で、手首に余分な力
が入らず肩を回したストロークできます。
まず、カップからパター2本分の所にティーを
挿し90°の角度を取りながら、計4箇所に
同じ様にティーを挿していきます。
※
こうする事で、スライスライン・フックライン・上り・下りのパッティング
が練習出来ます。
最初の一周目は、初めて打つ事になるのでラ
インを覚える事に専念するのが大事ですが、
二周目からはラインが分かっている筈なので
カップに入れる事だけを考えて全神経をカップ
に集中させます。
ですので、一周目はラインをしっかり読む事がとても重要です。
この時、少し下がってボールの後方からグリーンの起伏を見る様にするとライ
ンが読み易くなります。
この、パター2本分の距離を決める事が出来る様に成ればスコアアップは間違
い有りません。練習グリーンの場合、カップによって傾斜が違うので自分が苦手
なアンジュレーションを選んで練習する様にしましょう。
ショートパットの練習法
パッティングは出だしの50cmがとても大切なので、画像の
ように、ボールを打ち出す方向へ靴二足分の所にティーを
二本挿します。
それから、スクエアに構えてティーの間を通してカップインさ
せます。(フェースは打ち出す方向に対して常に直角です)
慣れてくれば、ボールが通れるギリギリの巾で練習して下さ
い、ショートパットが苦手な方には、とても良い練習に成ると
思います。頑張ってますよ〜〜!
こと練習と名が付けば誰でもイヤですが、身体と脳が覚えるまで是非、
チャレンジして下さい、私も頑張ります。